第4回 決算書を航海の羅針盤にする方法

会社は原則、年に一度必ず「決算」をむかえます。会計事務所の担当者がやってきて、決算書を見せながら「売上が上がった、下がった」「利益は幾らで、税金は幾らになる」という数字を見れば誰でもわかるような、通り一遍の説明をうけ、最後にとても分かりにくい「申告書」という書類にサインと押印をします。この年に一回の「決算」を単なる形式的な儀式にしてはいけません。

船長が航海士と一緒に航路や針路、今後のプランを常に確認するように、本来決算は「我社のどこがどう問題で」「何処に注意しなくてはいけなくて」「もっと良くするには何を、どの程度改めればいいのか」を数字の専門家と確認する為のものです。会社にとっては、年に一回の重要な健康診断とも言えます。

しかし、決算を経営の役に立てる為には決算書に点数を付ける必要があります。「前期の決算書が何点なのか」を明確にするのです。点数を明確にするということは、同時に問題が明確になっていることを意味します。点数そのものには大した意味はありません。大切なのは足りないところは何で、何処を改善すれば前期よりも良くなるのか?です。それさえ分かれば日々の仕事を問題解決にする事が出来ます。

先ず、決算書に点数を付けましょう!

自分で点数を付けるのは難しいので、先ずはSHIPを依頼して下さい。「決算書なんか経営の役に立たない」と決めつける前に、役に立つ決算書にする為の行動をとりましょう。財務に点数を付けることを経営者の大切な仕事にしましょう!


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